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Mozilla Security Blog 日本語版

Mozilla Security Blog を日本語に翻訳(非公式)

【翻訳】2016 年度 Mozilla Winter of Security のお知らせ

この記事は、2016 年 8 月 1 日付で Mozilla Security Blog に投稿された Announcing the 2016 edition of Mozilla Winter of Security(筆者: Francois Marier)の翻訳です。この翻訳は公式なものではありません。詳しくはこちらをご覧ください。


Mozilla Winter of Security のロゴ

Mozilla のセキュリティエンジニアがする仕事は、単に Firefox ユーザのみならず、Web 全体にとって重要な仕事です。もし今までに OWASP Zed Attack Proxy を使ったことがあれば、SSHTLS に関する私たちのガイドラインを読んだり、自分の web サイトを HTTP Observatory で検証してみてください。そうすれば、Mozilla セキュリティチームの成果から利益を得ることができることと思います。Web セキュリティに真価のある影響を与えたいと考え、かつこの分野において世界で最も才能のある方々を、私たちが必ず採用するようにしているのはこのためです。

Mozilla Winter of Security (MWoS) とはまさにそのための機会であり、学生に我々のエンジニアとタッグを組んでもらい、Mozilla のセキュリティプロジェクトに貢献してもらうものです。今日は、今年で第 3 回を数える MWoS の応募受付が始まったことことをお知らせします。

私たちは毎年、セキュリティに関して意義深い課題を含んだプロジェクトを選定しています。メンターの立場から見ると、MWoS とはプロジェクトを Mozilla のエコシステムから外部のコントリビュータへ公開し、まとまった時間をなかなか割けない箇所を手伝っていただける機会です。対して学生の立場から見ると、MWoS とはセキュリティにおけるオープンソースの世界への入口であり、現実世界の問題を解決できる機会でもあります。この相互に利益を得られる仕組みによって、この 2 年間で 33 人の学生に 16 のセキュリティプロジェクトでコードを書いていただけました。これらのプロジェクトの中には、Mozilla とインターネットを安全にするものとして完全に採用されているものもあります。例えばギリシャの Dimitris Bachtis (MWoS 2014) が開発した TLS Observatory は、サイトの適切な HTTPS 設定を支援するプラットフォームです。他の例として MIG Sandbox がありますが、これは Mozilla Investigator を安全にするべく Linux seccomp を実装した Go パッケージであり、ルーマニアの Teodora Băluță と Vladimir Diaconescu、Constantin-Alexandru Tudorică (MWoS 2015) が開発したものです。

今年の MWoS では Mozilla の Crypto チームにも範囲を拡大し、Firefox のネットワークセキュリティライブラリである NSS のうち 5 つのプロジェクトも対象となりました。暗号技術の他にも web とインフラのセキュリティなど、2016 年度の MWoS では様々な領域に渡る 12 個のプロジェクトを取り上げます。今回のプロジェクトは以下の通りです。

  • MIG: A web interface for Mozilla Investigator
  • ZAP: Field Enumeration
  • ZAP: Form Handling
  • ZAP: Automated authentication detection and configuration
  • Plug'n'hack / ringleader: Support for e10s (and more)
  • NSS: Demos
  • NSS: Server integration
  • NSS: SHA-3 Implementation
  • NSS: Formal Verification
  • NSS: TLS Interoperability
  • ssh_scan: Improving Scalability and Feature Set
  • Security Testing Workflow and Toolchain for Python Websites and Services

全プロジェクトの一覧と詳細は https://wiki.mozilla.org/Security/Automation/Winter_Of_Security_2016 から確認できます。

応募に際しては、チームとして大学の講義に必ず登録し、MWoS のプロジェクトによってチームに単位が与えられることを担当教員が必ず承認していることが必要です。これまでの経験から、この要件があることで学生の時間とプロジェクトへのモチベーションを確保することができ、参加者全員により良いメンタリングの機会を提供できると考えています。

応募受付は今日から始まり、9 月 15 日に締め切られます。あなたが教員であるのなら、ぜひ学生の方々に MWoS のことを伝えてあげてください。あなたが Web セキュリティに真価のある影響を与えたいと考えている学生ならば、メンバー集めを始めて 9 月 15 日までに応募フォームを記入してください。選考の結果は締切後 2 週間以内にチームへご連絡します。

MWoS プログラムやプロジェクトについて何か質問があれば、メールまたは Mozilla の #security IRC チャンネル でメンターに直接聞いてください。あなたの参加を待っています!